かんがえごとの垂れ流し

主に諸々の感想

Review:Clariel Chapter4

Chapter4

getting ready for school

若干の中だるみを感じつつ第4章読了。
なんてったって、学校に行く支度だけで1章分使うのだから。

以下ネタバレ注意!

あらすじ

Clarielは、Academyにいくため、Valannieにお風呂に入れられ、服を着せられ、"仮面"のような化粧を施されるのだった。
そのとき、Valannieは、王と、ギルドマスターに対する認識について話してくれた。そして、Robanらに警護されながら、いざ、Academyへ向かう。そこでClarielが見たものとは。

感想

Clarielは、ひたすら白昼夢を見ている。もちろん、テーマはどうしたらこの壁に囲まれた都から抜け出せるか?ということだ。
厩舎を見かけて、馬を盗もうとする。しかも、親の金もくすねられないか思案する。
このClarielは、価値観が人とずれまくってるのだ。
結婚させられる前になんとか逃げ出さねば!などというのは、結婚にハードルが高い現代人にとっては理解し難い感覚かもしれない。
さすがに、Sabrielの時代から600年を遡るだけはある。

それに引き換え、Valannieの年齢はいまだ掴みかねている(英文が読み取れてないと思われる)のだが、この女性は正にミーハーで、Clarielとは正反対といってもよい性格である。
ClarielがAcademyで、自分の疑問を聞いてもいいのか?と確認する(一応、Clarielはそういう分別はかなりしっかりしている)と、必死で嘆願し止めるValannie。
なんだか君が不憫になって来た。これからも野生児Clarielの世話に奔走するValannieを応援したいと思う。
さて、次はいよいよAcademyデビューをするようだ。
Clarielは馴染めるのか!?地雷を踏みやしないか!?Valannieの気苦労は絶えない!
まて、次号!

登場人物

Penreth
軍曹。女性。Clarielに狩りなどを教えた辺境の住人
Yarlow
バラードを歌う吟遊詩人
Tyriel
Abhorsenの名前、Jacielの父

地名

Hillfair
Abhorsenの家