かんがえごとの垂れ流し

主に諸々の感想

Review:Clariel Chapter8

Chapter8

complications and opportunities

気になる展開が続き、一気に読んでしまった。ガース・二クスもやっとアクセルを稼働し始める気になった様子である。

以下ネタバレ注意!

あらすじ

Kargrinのテストによって気を失ったClariel。目が覚めたときに告げられたもう一つの陰謀の可能性。Kargrinは、Clarielに対し、ある取引を提案するのだった。その取引とは…。

感想

Kargrinは言うなれば、保守過激派なのだろう。どうやら、同志もいるらしい。Robanも、このKargrinの一派である様子が見受けられる。
Kargrinが教えてくれた陰謀とは、Clarielにとっては、断固拒絶したい内容だった。あれだ、Clarielが全く興味がなく、このような状態になる前に何とかせねば!と危機感持っていたことである(詳細は本で確認されたし)。
Clarielは、その陰謀を阻止するための"囮"をお願いされ、代わりに都から脱出する助けをするという取引を持ちかけられるのだった。う〜ん、このKargrin、教授なだけあって、頭が回るし、交渉もしてくるし、老獪だなぁ。文面を読んだ限り、年齢が窺い知れないのだが、幾つなのだろうか。意外と30代とかで若かったりして。
Clarielも、状況を打破するには、まずは自ら囮になることを決意した様子。
この、主人公が、動かし難い状況に追い込まれ、行動しなければならなくなるのは、古王国記のおはこである。
物語がやっと動き出しそうな気配を感じ取りつつ、次章を読み進めたい!

登場人物

特になし

地名

Ratterlin
A great river